【2025年総決算】「金利ある世界」と「AI革命」の1年を振り返る。変化を乗り越えた読者の皆様へ

【2025年総決算】「金利ある世界」と「AI革命」の1年を振り返る。変化を乗り越えた読者の皆様へ

2025年12月31日

2025年も残すところあとわずかとなりました。

いつも「BAKEMAN」をご覧いただき、本当にありがとうございます。運営者のBAKEMANです。

皆さまにとって、2025年はどのような1年でしたか?

日本経済にとっては、間違いなく「歴史的な転換点」となった年でした。長年続いたゼロ金利時代の終わり、そしてAI技術の実務レベルでの定着。

私たちの生活を取り巻くルールが、ガラリと音を立てて変わった1年だったと言えるでしょう。

今回は2025年の総決算として、当ブログで取り上げた大きなトピックを振り返りながら、これからの時代を生き抜くためのヒントをまとめたいと思います。

1. 経済:ついに到来した「金利ある世界」の衝撃

2025年最大の変化は、なんといっても「金利」です。

日本銀行の歴史的転換

12月、日銀は政策金利を0.75%へ引き上げました。長期金利(10年国債利回り)が27年ぶりに2.0%を超えたことは、デフレ経済からの完全な脱却を意味します。

住宅ローン危機と家計防衛

これに伴い、変動金利の基準となる短期プライムレートが上昇。

ブログでも警鐘を鳴らしましたが、「5年ルール」や「125%ルール」は支払いを先送りするだけで、元金が減らない(未払利息)リスクがあります。

一方で、0.25%の利上げなら月々の負担増は数千円(飲み会1回分)程度。冷静な家計管理が問われた1年でした。

終わらない円安と企業の淘汰

利上げにもかかわらず、日米の実質金利差により円安(1ドル156円近辺)は継続。

この環境下で、「金利負担に耐えられない企業(ゾンビ企業)」の淘汰が始まり、特に不動産や運輸業界で倒産リスクが高まっています。

2. 政治・税制:「103万円の壁」崩壊と家計支援

政治の現場では、長年のタブーに切り込む大きな改革が断行されました。

「103万円の壁」から「178万円」へ

国民民主党などの働きかけにより、基礎控除等の引き上げが決定。2026年からは非課税枠が178万円(最低賃金上昇分を加味)に拡大されます。

これはパートの方だけでなく、現役世代全体への減税となります。

ガソリン税・光熱費の負担軽減

  • ガソリン税暫定税率の廃止(2026年1月~):リッター約25円の下落は、車社会の地方にとって朗報です。
  • 電気・ガス補助金再開:エネルギー高騰への対策も講じられました。

新たな負担と支援

一方で、2027年からは防衛増税と復興税の期間延長による「税率スワップ」が始まります。

明るいニュースとしては、公立小学校の給食費無償化や、所得制限なしの子育て応援手当(月2万円)など、現役世代へのシフトが鮮明になりました。

3. 企業・投資:見栄より実利。「質」への転換

株式市場では「2025年問題」とも言える東証市場の大移動が起きました。

プライムからスタンダードへ

アクシージアのように、維持コストの高いプライム市場からスタンダード市場へあえて移行(Right-sizing)し、配当原資を確保する企業が増加しました。これは「敗北」ではなく「戦略的撤退」として評価されています。

IPO市場の復活と「筋肉質な上場」

小規模な「上場ゴール」案件が減り、実力派企業の上場が目立ちました。

  • キオクシアHD:AI特需を背景に復活。時価総額も急伸。
  • スタートライン:障害者雇用支援という「国策」銘柄。
  • ミラティブ:ダウンラウンドながらも黒字化と独自性で評価。

また、物流のSGホールディングスが高配当株として見直されたり、VTuberのANYCOLORが成長痛に直面したりと、各業界で明暗が分かれました。

4. テクノロジー:AI覇権争いとハードウェアの逆襲

AIは「生成」から「実務」へ、そしてソフトウェアからハードウェアの戦いへと移行しました。

キオクシアとAIスーパーサイクル

AIには計算力(GPU)だけでなく記憶力(ストレージ)が必要不可欠。キオクシアのSSDがAIインフラの心臓部として再評価されました。

OpenAI vs Google

  • OpenAI:Broadcomと組み独自チップ開発へ。さらにディズニーと提携し、「Sora」でミッキーなどのIP利用が可能に。ブラウザ「Atlas」も投入。
  • GoogleNotebookLMに「Deep Research」を搭載。数百のサイトを自律調査してレポートを書く機能は、ホワイトカラーの業務を一変させました。

OSの「2025年問題」

Windows 10のサポート終了に伴い、PCの買い替え需要が発生。救済策としてZorin OSLinux Mintといった軽量Linuxへの注目が集まりました。

5. デジタルライフ・社会:変化する日常

私たちの生活スタイルやツールも進化しています。

  • クリエイティブの民主化:ブラウザで動く3DツールTinkercadや、高性能3DプリンターBambu Lab P2Sの普及。
  • 決済・クラウド:Suicaの新決済teppay(チャージ上限30万円)、買い切り型クラウドpCloudの人気。
  • エンタメの変化:YouTubeが「急上昇」を廃止し、よりパーソナルな体験へ。芝公園オクトーバーフェストの賑わいは、リアルな体験価値の復権を象徴しました。

6. 資産形成・生活防衛:自分の身は自分で守る時代

インフレと増税に備え、制度を賢く使うことが必須となりました。

新・未成年NISAとiDeCo改革

  • 新・未成年NISA:12歳から払い出し可能になり、教育資金作りの強力なツールに。
  • iDeCo:加入年齢が70歳未満へ延長。

注意すべきリスク

残価設定型住宅ローンの将来リスクや、介護保険の2割負担対象拡大など、落とし穴も存在します。

また、石破首相の辞任騒動や米国政府閉鎖など、政治情勢が資産価値を揺るがす場面もありました。

最後に:2026年に向けて

振り返ってみると、2025年は本当に盛りだくさんな1年でした。

「金利」「AI」「税制」という3つの大きな波が同時に押し寄せ、私たちは否応なく変化を迫られました。

しかし、このブログを通じて一緒に学んでくださった読者の皆様なら、この変化を恐れる必要はありません。

「103万円の壁」撤廃をフル活用し、AIツールで生産性を上げ、NISAで資産を守る。

そうやってしたたかに、変化を「味方」につけていきましょう。

今年一年、BAKEMANをご愛読いただき、本当にありがとうございました。

記事へのコメントやSNSでのシェアが、毎日の更新の励みになりました。

2026年も、皆さんの生活と資産を守る羅針盤となれるよう、全力で発信を続けていきます。

それでは、良いお年をお迎えください!

2025年12月31日

BAKEMAN

-雑記
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