【2026年速報】江崎グリコ株価急騰!ダルトン「非公開化」提案の全貌と今後のシナリオ徹底解説

【2026年速報】江崎グリコ株価急騰!ダルトン「非公開化」提案の全貌と今後のシナリオ徹底解説

2026年1月28日

2026年1月27日、グリコ株「8年ぶり高値」の衝撃

2026年1月27日の東京株式市場において、江崎グリコ株に強力な買い圧力が集まりました。

長らく5,000円台半ばのボックス圏で推移していた株価は、一時6,071円の高値を付け、終値でも前日比458円高の5,886円を記録。これは2016年〜2017年以来の水準であり、テクニカル的にも明確な「ブレイクアウト」を示しました。

市場が反応した「再編プレミアム」

この急騰は、単なる業績期待ではありません。市場は、グリコが「上場廃止(非公開化)」される際に上乗せされる買収プレミアムを織り込み始めたと言えます。通常、MBOやTOBが行われる際、現在の株価に30〜50%程度のプレミアムが乗せられることが一般的であり、投資家はその利幅を狙って動いています。

ダルトン・インベストメンツの狙いとは?

今回のアクションを起こしたのは、米国の投資運用会社ダルトン・インベストメンツ(Dalton Investments)です。彼らは単なる短期利益を狙う「ハゲタカ」ではなく、中長期的な企業価値向上を働きかける「エンゲージメント(対話型)ファンド」として知られています。

なぜ今、「非公開化」なのか

ダルトン・グループは2025年8月時点でグリコ株の**約10.27%**を保有する大株主です。これまでも自社株買いなどを提案してきましたが、今回は一歩踏み込みました。

ダルトン・ローゼンワルドCIOの主張(要約)

「上場コストを払いながらPBR1倍割れで放置されるくらいなら、MBOで非公開化し、経営の自由度を高めて再建すべきだ」

具体的には、創業家の意向だけに左右されないよう、独立した社外取締役からなる「特別委員会」を設置し、客観的にMBOの是非を検討するよう求めています。これは、経済産業省の「公正なM&A指針」に則った、非常に正当性のあるガバナンス上の要求です。

グリコが抱える「3つの課題」と財務分析

なぜダルトンはここまで強硬な姿勢を見せるのでしょうか。財務データからその理由を紐解きます。

① 資本効率の低迷(低ROE)

グリコのROE(自己資本利益率)は過去5年平均で約4.5%にとどまっています。投資家が求める合格ライン(伊藤レポート基準)の8%を大きく下回っており、「資本を有効活用できていない」とみなされています。

② 巨額のキャッシュ(現金)の死蔵

同社は、ネット金融資産(現預金などから借金を引いた額)として約800億円超を保有していると推計されます。

  • 投資家の視点: 「使わないなら株主に返してほしい」
  • ダルトンの視点: 「この現金をMBOの買収資金(LBOローンの返済原資)に使えば、容易に非公開化できる」

③ 成長の停滞

国内菓子市場の成熟に加え、海外展開の伸び悩み、さらには2024-2025年にかけたシステムトラブルによる信頼低下も株価の重石となっていました。

今後の展開:投資家が注目すべき3つのシナリオ

今後、グリコを巡る動きはどうなるのでしょうか。想定されるシナリオは以下の3つです。

シナリオ可能性内容株価への影響
A. ホワイトナイト型MBO中〜高創業家がPEファンド(カーライル等)と組み、友好的に非公開化する。急騰(TOB価格までサヤ寄せ)
B. 徹底抗戦と株主還元MBOは拒否するが、納得させるために大規模な自社株買いや増配を行う。堅調(下値は限定的だが上値も重い)
C. 敵対的TOBダルトン主導で強引に買い付けを行う。乱高下(成功確率は低いが思惑で動く)

現実的な落とし所は?

最も可能性が高いのは、「A」または「B」の混合です。

ダルトンが10%超を握っている以上、会社側は「ゼロ回答」はできません。MBOに至らなくとも、市場が驚くような株主還元策や、社外取締役の受け入れなどのガバナンス改革が発表される可能性が高いでしょう。

まとめ:日本株市場全体の転換点に

今回の江崎グリコの事例は、単なる一企業の騒動ではありません。

東証が主導する「PBR1倍割れ是正」の流れの中で、「キャッシュリッチだが株価が安い老舗企業」は、創業家支配であってもアクティビストの標的になり得ることを示しました。

投資家としては、以下のポイントを注視する必要があります。

  1. 会社側の公式回答: 特別委員会を設置するか否か。
  2. 3月の株主総会: ダルトンが推薦する取締役が選任されるか。
  3. 他社への波及: 食品、化学、地銀など、同様の財務構造を持つ企業への連想買い。

グリコの「ポッキー」のように、株価もポキっと折れることなく、このまま右肩上がりを続けられるか。経営陣の覚悟が試されています。

よくある質問(FAQ)

Q1. MBO(マネジメント・バイアウト)とは何ですか?

A. 経営陣が投資ファンドなどの支援を受けて、自社の株式を買い取り、上場を廃止することです。経営の自由度が増すメリットがあります。一般株主に対しては、現在の株価にプレミアムを上乗せして買い取ることが一般的です。

Q2. もしTOB(公開買付け)になったら株はどうすべき?

A. TOB価格が現在の市場価格より高い場合、市場で売却するか、TOBに応募して買い取ってもらうことが利益になります。ただし、TOBが成立しないリスクもあるため、市場動向を注視する必要があります。

Q3. グリコの株は今から買っても遅くない?

A. 1月27日の急騰で一定の期待値は織り込まれましたが、もし本格的なTOB合戦に発展すれば、さらなる上昇余地(6,500円〜7,000円台など)も理論上は考えられます。しかし、会社側がMBOを完全否定し、対抗策も不十分だった場合は急落するリスクもあるため、慎重な判断が必要です。

本記事は2026年1月27日時点の報道および市場データを基に作成された解説記事であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任にてお願いいたします。

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