【FX・投資】MetaTrader(メタトレーダー)とは?MT4/MT5の使い方をPC・スマホ別に徹底解説

【FX・投資】MetaTrader(メタトレーダー)とは?MT4/MT5の使い方をPC・スマホ別に徹底解説

2025年7月30日

FXやCFD取引の世界で、多くのプロトレーダーに愛用されているツール「MetaTrader(メタトレーダー)」。高機能でカスタマイズ性も高いことから、これから本格的に取引を始めたい方にとって必須のプラットフォームです。

しかし、「名前は聞くけど、何がすごいのか分からない」「設定が難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、MetaTraderの基本的な知識から、旧バージョンの「MT4」と新バージョンの「MT5」の違い、PC・スマホでの具体的な使い方、そして取引を自動化する「EA」まで、網羅的に分かりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたも今日からMetaTraderを使いこなせるようになります。

MetaTrader(メタトレーダー)とは?世界標準の取引ツール

MetaTraderとは、MetaQuotes社が開発した、世界中のトレーダーが利用する取引プラットフォームです。多くのFX証券会社が採用しており、無料で利用できます。

MetaTraderが選ばれる3つの理由

  1. 高性能なチャート分析: 豊富なテクニカルインジケーターや描画ツールが標準搭載されており、プロレベルの相場分析が可能です。
  2. 自動売買(EA)に対応: 「エキスパートアドバイザー(EA)」と呼ばれるプログラムを使えば、あなたの取引戦略を24時間自動で実行できます。
  3. 高いカスタマイズ性: 世界中の開発者が作ったカスタムインジケーターやEAを追加でき、自分だけの取引環境を構築できます。

現在、主に「MetaTrader 4 (MT4)」と「MetaTrader 5 (MT5)」の2つのバージョンが使われています。

MT4とMT5の5つの違いは?どっちを選ぶべき?

「新しいMT5の方が良いのでは?」と思いがちですが、一概にそうとは言えません。特に自動売買(EA)の世界では、いまだにMT4が主流です。それぞれの特徴を理解し、自分の目的に合った方を選びましょう。

機能MetaTrader 4 (MT4)MetaTrader 5 (MT5)
主な特徴EAの種類が圧倒的に豊富で、利用者が多い。動作が高速で、分析ツールがより充実している。
取引対象FXがメインFX、株式、先物など多様な金融商品に対応
動作速度標準的高速(64bit対応)
時間足の種類9種類21種類
EAの互換性なし(MQL4言語)なし(MQL5言語)

結論:あなたの目的に合わせた選び方

  • MT4がおすすめな人
    • 豊富なEAやインジケーターを使って自動売買をしたい方
    • 情報収集しやすい環境で始めたい初心者の方
  • MT5がおすすめな人
    • 裁量取引(手動での取引)がメインの方
    • FXだけでなく株式など複数の商品を取引したい方
    • より高度な分析や高速なバックテストを求める上級者の方

MetaTraderの始め方【完全ステップガイド】

MetaTraderを始めるには、まず対応している証券会社で口座を開設する必要があります。

  1. 証券会社でFX口座開設:利用したいMT4/MT5を提供している証券会社を選び、デモ口座またはリアル口座を開設します。
  2. プラットフォームをダウンロード:証券会社の公式サイトから、お使いのデバイスに合ったMetaTraderをダウンロードします。
  3. ログイン:口座開設時に発行された「口座番号」「パスワード」「サーバー名」を使ってログインします。

PC(Windows/Mac)でのインストール

PC版は、最も機能が充実しており、詳細な分析やEAの運用に不可欠です。

  1. 証券会社のサイトからインストールファイル(.exeまたは.dmg)をダウンロードします。
  2. ファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールします。
  3. 起動後、ログイン情報を入力して取引を開始します。

Macユーザーへの注意点

macOSのセキュリティ機能により、インストールがブロックされることがあります。その場合は、「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」からアプリの実行を許可してください。

スマホ(iPhone/Android)でのインストール

スマホアプリは、外出先でのポジション確認や緊急時の決済に非常に便利です。

  1. App StoreまたはGoogle Playで「MetaTrader 4」または「MetaTrader 5」と検索し、アプリをインストールします。
  2. アプリを開き、「設定」→「新規口座」→「既存のアカウントにログイン」をタップします。
  3. 証券会社名(サーバー名)を検索し、ログイン情報を入力します。

【図解】MetaTraderの基本的な使い方(PC版)

MetaTraderの画面は、主に4つのウィンドウで構成されています。

  1. 気配値表示:通貨ペアのリアルタイム価格一覧です。ここからチャートを表示したり、新規注文を出したりします。
  2. ナビゲーター:口座情報、インジケーター、EAなどをツリー形式で管理します。インジケーターをチャートへドラッグ&ドロップで適用できます。
  3. チャートウィンドウ:価格の動きを視覚的に分析するメインの作業スペースです。
  4. ターミナル(ツールボックス):保有中のポジションや取引履歴、EAの動作ログなどを確認する管理画面です。

注文の出し方と決済方法

  • 新規注文:気配値表示で通貨ペアを右クリックして「新規注文」を選択するか、キーボードのF9キーを押します。
  • 注文種別
    • 成行注文:現在の価格で即座に売買します。
    • 指値・逆指値注文:指定した価格に到達したら売買する予約注文です。
  • 損切り(SL)・利益確定(TP):注文時に設定できます。チャート上の注文ラインをドラッグしても変更可能です。
  • 決済:ターミナルウィンドウの「取引」タブで、決済したいポジションの右端にある「×」ボタンをクリックします。

チャート分析の基本

  • 時間足の変更:ツールバーのボタンで、1分足(M1)から月足(MN)まで切り替えられます。
  • インジケーターの追加:ナビゲーターから移動平均線やMACDなどのインジケーターをチャートにドラッグ&ドロップします。
  • トレンドラインの描画:ツールバーの図形アイコンから、トレンドラインや水平線などを描画して分析に役立てます。

自動売買(EA)で取引を効率化

EA(エキスパートアドバイザー)は、MetaTraderの最も強力な機能の一つです。あらかじめ設定したルールに従って、24時間自動で取引を行ってくれます。

EAの使い方と注意点

  1. EAファイルを入手:EAは公式サイトや専門の販売サイトで購入・ダウンロードできます。(.ex4または.mq4ファイル)
  2. EAをフォルダに設置:MetaTraderの「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Experts」フォルダにEAファイルを入れます。
  3. EAをチャートに適用:ナビゲーターを更新し、EAを適用したいチャートにドラッグ&ドロップします。
  4. 自動売買を許可:ツールバーの「自動売買」ボタンをオン(緑色)にすると、EAが稼働を開始します。

⚠️ EA利用の重要な注意点

  • 必ずデモ口座でテストする:いきなりリアル口座で使うのは非常に危険です。まずはデモ口座で十分に性能を検証しましょう。
  • 怪しいEAに注意:「絶対に儲かる」といった謳い文句のEAは詐欺の可能性が高いです。信頼できる提供元から入手しましょう。
  • VPSの利用を検討する:EAを24時間安定して動かすには、PCをつけっぱなしにする必要があります。不意の電源オフやネット切断を防ぐため、「仮想プライベートサーバー(VPS)」の利用が推奨されます。

まとめ:MetaTraderを使いこなすための第一歩

今回は、世界標準の取引ツール「MetaTrader」について、MT4とMT5の違いから具体的な使い方、自動売買までを解説しました。

  • MetaTraderは高機能でカスタマイズ可能な無料取引ツール
  • EA目的ならMT4、裁量取引や複数資産ならMT5がおすすめ
  • PC版で分析・EA運用、スマホ版で外出先の管理が基本スタイル
  • EAの利用は便利だが、必ずデモ口座で十分なテストを行うこと

最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、この記事で紹介した基本的な操作に慣れれば、取引の可能性は大きく広がります。

まずはリスクのないデモ口座から始めて、MetaTraderのパワフルな機能をぜひ体験してみてください。

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