【株主優待】楽天グループ株は買いか?株主優待:楽天モバイル1年無料と今後の株価展望を徹底解説!【4755】

【株主優待】楽天グループ株は買いか?株主優待:楽天モバイル1年無料と今後の株価展望を徹底解説!【4755】

2025年10月22日

「楽天市場」や「楽天カード」でおなじみの楽天グループ。最近、株価の動きも活発で気になっている方も多いのではないでしょうか?

特に注目されているのが、「楽天モバイルが1年間無料になる」という破格の株主優待です。

しかし、モバイル事業の赤字が続いているというニュースもあり、「投資するのは少し不安…」と感じるのも無理はありません。

そこでこの記事では、楽天グループ(証券コード:4755)の株は今が「買い」なのか、以下のポイントを分かりやすく徹底解説します!

  • 楽天グループってどんな会社?強みは?
  • 話題の株主優待(楽天モバイル)の詳細と受け取り方
  • 気になる業績は?モバイル事業は大丈夫?
  • 今後の株価はどうなる?アナリストの評価は?

この記事を読めば、楽天グループへの投資判断に必要な情報がすべて分かります。ぜひ最後までご覧ください。

楽天グループ(4755)ってどんな会社?強みは「楽天エコシステム」

楽天グループのビジネスは、大きく分けて以下の3つの柱で成り立っています。

  1. インターネットサービス:楽天市場、楽天トラベルなど
  2. フィンテック:楽天カード、楽天銀行、楽天証券など
  3. モバイル:楽天モバイル

これらのサービスはバラバラに動いているわけではありません。楽天の最大の強みは、これらのサービスが連携し、ユーザーを囲い込む「楽天エコシステム(経済圏)」にあります。

例えば、楽天モバイルを契約すると、楽天市場での買い物ポイントがアップしますよね。すると、ユーザーはもっと楽天市場で買い物をするようになり、支払いに楽天カードを使えばさらにポイントが貯まる…という好循環が生まれるのです。

データによると、楽天モバイル契約者は、契約していない人に比べて楽天市場での買い物額が約1.5倍になるという結果も出ています。

つまり、モバイル事業の赤字は、この強力なエコシステムに質の高い顧客を呼び込むための「戦略的な投資」という側面があるのです。

楽天グループの株価と基本情報

まずは、楽天グループに投資するために必要な基本情報をチェックしましょう。

  • 株価:970円前後(2025/09/26時点)
  • 最低投資金額:約97,000円(100株単位)
  • 時価総額:約2兆円
  • PBR(株価純資産倍率):約2倍
  • PER(株価収益率):赤字のため算出なし

10万円以下から投資できるのは、個人投資家にとって嬉しいポイントですね。

最大の魅力!楽天モバイルが1年無料になる株主優待

楽天グループの株を持つ最大のメリットと言っても過言ではないのが、豪華な株主優待です。

優待内容

100株以上の保有で、楽天モバイルの音声+データ通信(月30GB)プランが1年間無料で提供されます。

このプランは通常月額3,058円なので、年間で36,696円分もお得になります。

約97,000円の投資に対して、このリターンは驚異的な利回りと言えるでしょう。

優待をもらうには?

  • 条件:毎年12月末の株主名簿に100株以上保有している株主として記録されていること。
  • 申込方法
    1. 翌年3月中旬ごろに、株主総会の案内と一緒に「優待案内の書類(ID/パスワード記載)」が届きます。
    2. 3月下旬~5月下旬の期間内に、専用サイトから申し込み手続きを行います。
    3. 6月以降、順次SIMが発送されサービスが利用開始となります。

注意点

  • 一部機能制限あり:「my 楽天モバイル」アプリでのデータ利用量確認などができません。
  • SPU対象外:この優待SIMを利用しても、楽天市場のポイントアップ(SPU)の対象にはなりません。
  • 通話は専用アプリから:国内通話を無料にするには「Rakuten Link Office」アプリを使用する必要があります。

この株主優待は、単なるプレゼントではありません。株主に楽天モバイルの品質を体験してもらうことで、将来の有料顧客になってもらうための強力なマーケティングツールでもあるのです。

気になる業績と財務状況は?赤字はいつまで続く?

投資する上で最も気になるのが、会社の業績ですよね。特にモバイル事業の赤字について見ていきましょう。

セグメント別の業績

  • インターネットサービス・フィンテック絶好調です。楽天市場や楽天カードなどは安定して成長しており、グループ全体の利益を支える「稼ぎ頭」となっています。
  • モバイル:依然として営業赤字ですが、赤字額は大幅に縮小しています。ついに事業単体では現金を生み出す段階(EBITDA黒字化)に入り、トンネルの出口が見えてきました。

財務は大丈夫?借金は返せる?

楽天グループは多額の有利子負債を抱えており、自己資本比率も低いことから、財務状況を心配する声が多くあります。

しかし、最近では社債の発行に成功し、当面の資金繰りには目処が立っています。これは、金融市場が「楽天はきちんと返済できる」と信頼している証拠と言えます。

「倒産するのでは?」という最悪期のリスクは、大きく後退したと見てよいでしょう。

今後の株価はどうなる?将来性とリスク

楽天グループの将来性、そして投資する上でのリスクを整理します。

今後の成長が期待できるポイント(カタリスト)

  • モバイル事業の黒字化:契約者数が増え、ARPU(顧客単価)が上昇すれば、市場の評価は一変する可能性があります。
  • 子会社の上場:楽天メディカルなど、未上場の子会社が上場(IPO)すれば、大きな資金調達と株価上昇の材料になります。
  • AIの活用:AIを活用した業務効率化やサービス向上も期待されています。

注意すべきリスク

  • 競争の激化:モバイル通信市場やEコマース市場の競争は常に激しいです。
  • 金利の上昇:多額の借入があるため、金利が上がると利息の支払い負担が増加します。

アナリストの評価は「やや強気」

証券会社のアナリストたちの目標株価の平均は1,000円前後となっており、現在の株価にはまだ上昇余地があるという見方が多いようです。

まとめ:楽天グループ株はこんな人におすすめ!

楽天グループへの投資は、「モバイル事業の回復ストーリーを信じられるか」が最大のポイントです。

  • 強気派(ブル)の見方「モバイル事業の黒字化は時間の問題。エコシステム全体の収益力が正しく評価される前の今が絶好の買い場だ。年間3.6万円相当の株主優待をもらいながら、株価上昇を待つことができる。」
  • 弱気派(ベア)の見方「まだ多額の有利子負債があり、競争も激しい。黒字化への道のりは不透明で、リスクが高い。」

結論として

楽天グループの株は、以下のような方におすすめです。

  • 年間36,696円相当の株主優待に魅力を感じる方
  • 楽天のサービスをよく利用しており、エコシステムの強さを信じている方
  • モバイル事業の回復に期待し、長期的な視点で株価上昇を狙いたい方

業績回復の兆しは見えてきましたが、まだ道半ばであることは事実です。ご自身の投資戦略とリスク許容度をよく考えた上で、魅力的な優待を楽しみながら楽天グループの未来に投資してみてはいかがでしょうか。

※免責事項※
本記事は特定の株式の売買を推奨するものではありません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

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