【2025年最新】新NISAで始める高配当ETF!おすすめ日米5銘柄を徹底比較

【2025年最新】新NISAで始める高配当ETF!おすすめ日米5銘柄を徹底比較

2025年8月10日

「新NISAで不労所得を作りたい!」

「自分だけの年金を用意したい」

そんな考えから、定期的に分配金がもらえる高配当ETFに注目している方も多いのではないでしょうか。

2024年から始まった新NISAは、非課税の恩恵を最大限に活かせるため、高配当ETFとの相性が抜群です。しかし、いざ始めようとすると「どの銘柄を選べばいいの?」「日本と米国、どっちがいい?」「注意点はある?」といった疑問が次々と湧いてきますよね。

この記事では、そんなお悩みを解決するために、新NISAで本当におすすめできる高配当ETFを、国内・米国から厳選して5つご紹介します。

それぞれの特徴から、税金の注意点、そして「どんな人におすすめか」まで分かりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んで、あなたの「自分年金」作りの第一歩を踏み出してください。

そもそも高配当ETFとは?メリット・デメリット

まず基本からおさらいしましょう。

高配当ETFとは、配当利回りが高い企業の株式をパッケージにした金融商品(投資信託)のことです。株式と同じように証券取引所で手軽に売買できます。

  • メリット
    • 手軽に分散投資:1銘柄買うだけで数十〜数百社に投資できる。
    • 定期的な分配金:銀行預金より高い利回りで、定期的にお金がもらえる。
    • 運用の手間が少ない:専門家が銘柄の入れ替え(リバランス)をしてくれる。
  • デメリット
    • 大きな値上がりは期待しにくい:株価が数倍になるような急成長は狙いにくい。
    • 減配リスク:経済や企業の業績が悪化すると、分配金が減ることがある。
    • 分配金は自動で再投資されない:複利効果を得るには手動での再投資が必要。

高配当ETFは、短期的な値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うのではなく、長期的に安定した現金収入(インカムゲイン)を得ることを目的とした投資です。

【超重要】NISAで米国ETFに投資する際の「税金の罠」

米国ETFを検討する前に、絶対に知っておくべき重要ルールがあります。

それは、NISA口座で受け取る米国ETFの分配金には、米国で10%の税金がかかり、この税金は取り戻せないということです。

通常、課税口座であれば「外国税額控除」という仕組みでこの10%を取り戻せるのですが、NISAでは利用できません。

つまり、米国ETFのカタログ上の利回りが4%でも、NISAで受け取る際の実質的な利回りは3.6%(4% × 0.9)に下がってしまうのです。この「見えないコスト」を必ず頭に入れた上で、日本のETFと比較検討しましょう。

【国内編】おすすめ高配当ETF 2選

まずは税制面で有利な国内ETFから。人気と実績を兼ね備えた2つの代表格を比較します。

1. NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数 ETF (1489)

特徴高いトータルリターンを狙う「集中投資」型
投資対象日経平均採用の優良企業から、配当利回りトップ50社に厳選。
分配金利回り約3.7%
経費率0.308%
こんな人におすすめ✅ 安定だけでなく、値上がり益も積極的に狙いたい人。
✅ 日本を代表する大手企業の成長に期待する人。

2. 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)(1698)

特徴REIT(不動産)も含む「分散安定」型
投資対象幅広い日本株(約100銘柄)に加え、**不動産投資信託(REIT)**も組み入れ。
分配金利回り約3.3%
経費率0.308%
こんな人におすすめ安定性を最優先し、リスクをしっかり分散させたい人。
✅ 株式以外の資産も組み入れてポートフォリオを強化したい人。

【米国編】おすすめ高配当ETF 3選

次に、世界経済の中心である米国のETFです。ここでは、それぞれ戦略が異なる人気の3銘柄を見ていきましょう。(※実質利回りは米国での10%課税を考慮した数値です)

1. バンガード・米国高配当株式ETF (VYM)

特徴圧倒的な銘柄数で分散する「王道・バランス」型
投資対象米国の配当株約580銘柄に幅広く投資。
実質利回り(NISA)約2.3%
経費率0.06% (激安)
こんな人におすすめとにかく幅広く分散して、米国市場全体のリターンを安定的に得たい人。
✅ ポートフォリオの「核」となる安定した銘柄を探している人。

2. SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF (SPYD)

特徴利回りを最大化する「高利回り特化」型
投資対象S&P500の中から配当利回りトップ80社均等に投資。
実質利回り(NISA)約4.0% (魅力的)
経費率0.07% (激安)
こんな人におすすめ✅ リスクを取ってでも最高の分配金利回りを追求したい人。
✅ 不動産や公共事業セクターへの集中を許容できる人。

3. iシェアーズ・コア米国高配当株ETF (HDV)

特徴財務の健全性を重視する「クオリティ」型
投資対象高配当なだけでなく、財務が健全で持続可能性の高い優良企業75社に厳選。
実質利回り(NISA)約3.1%
経費率0.08% (激安)
こんな人におすすめ✅ ただ利回りが高いだけでなく、減配しにくい「質」の高い企業に投資したい人。
✅ 景気後退にも強いディフェンシブな銘柄で固めたい人。

要注意!高利回りだけの判断は危険な「配当の罠」

最後に、高配当投資で失敗しないための注意点です。

「配当利回り = 年間配当金 ÷ 株価」で計算されるため、株価が大きく下落している企業の利回りは、見かけ上、異常に高くなることがあります。

これが「配当の罠(Dividend Trap)」です。

業績悪化で株価が下がっている銘柄に「高利回りだ!」と飛びつくと、その後「減配」が発表され、分配金と株価の両方を失うという最悪の事態に陥りかねません。利回りの数字だけでなく、「なぜその利回りが高いのか?」を考える癖をつけましょう。

まとめ:自分に合ったETFで「自分年金」を育てよう

今回は、新NISAで始めたい高配当ETFについて、日米のおすすめ5銘柄を解説しました。

  • 安定分散なら1698 (国内) や VYM (米国)
  • 積極リターンなら1489 (国内) や SPYD (米国)
  • 財務の質を重視ならHDV (米国)

どのETFが最適かは、あなたのリスク許容度や投資目標によって異なります。この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのパートナーを見つけて、長期的な視点でコツコツと「自分年金」を育てていきましょう。

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