【2025年秋号】会社四季報はなぜ「投資家のバイブル」?読むべき理由と次号の注目点を解説

【2025年秋号】会社四季報はなぜ「投資家のバイブル」?読むべき理由と次号の注目点を解説

2025年10月13日

「株式投資を始めたけれど、どの銘柄を選べばいいかわからない…」

そんな悩みを抱える個人投資家にとって、羅針盤となる一冊があります。それが、東洋経済新報社が年4回発行する『会社四季報』です。

この記事では、なぜ四季報が「投資家のバイブル」とまで呼ばれるのか、その理由を3つのポイントで解説します。さらに、次号となる「2025年秋号」の発売日や、特に注目すべき読みどころについても、分かりやすくまとめていきます。

会社四季報 2025年4集 秋号

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東洋経済新報社
2,800円(12/21 02:25時点)
発売日: 2025/09/18
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投資家が『会社四季報』を読むべき3つの理由

四季報が多くの投資家から絶大な信頼を得ているのには、明確な理由があります。

1. 全上場企業を網羅!お宝銘柄発見の宝庫

証券会社のアナリストがカバーする企業は、大手を中心にわずか500社程度。しかし、日本の株式市場には3,800社以上もの企業が上場しています。四季報は、この全上場企業を1社1ページで網羅的に掲載しています。

これは、まだ機関投資家に見つかっていない、将来性豊かな中小型株、いわゆる「お宝銘柄」を自分の力で発掘できる、またとないチャンスがあることを意味します。

2. 徹底した「中立性」から生まれる信頼性

四季報の強みは、その徹底した中立な視点にあります。企業の発表をそのまま載せるのではなく、専任の記者が経営者への取材や独自の調査を通じて、投資家目線で企業の「本当の姿」を分析しています。

会社自身が発表する楽観的な計画とは一線を画す、客観的で信頼性の高い第三者情報だからこそ、多くの投資判断の拠り所とされているのです。

3. 市場を動かす「独自の2期先予想」

四季報を唯一無二の存在にしている最大の特徴が、全上場企業に対する「完全2期予想」です。これは、四季報の記者が当期だけでなく、来期の業績まで独自に予測するもので、他のメディアにはない圧倒的な情報です。

特に、四季報の予想が会社計画を上回る「独自増額」銘柄は、その後の業績上方修正を先取りするシグナルとして市場の注目を集め、株価が大きく動く「四季報相場」が生まれることもあります。

『会社四季報 2025年秋号』の注目ポイント

四季報は年4回発行されますが、中でも9月に発売される「秋号」は戦略的に非常に重要です。

発売日と価格は?

  • 正式名称: 『会社四季報 2025年4集 秋号』
  • 発売日: 2025年9月18日
  • 価格:
    • 通常版: 2,800円(税込)
    • ワイド版(文字が大きい): 3,600円(税込)
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なぜ「秋号」は"宝の山"なのか?

多くの日本企業は3月期決算であり、秋号にはその新年度最初の「第1四半期(4~6月)決算」の実績が反映されます。

これは、年度計画に対する最初の進捗確認であり、スタートダッシュに成功した企業をいち早く見つけ出す絶好の機会です。第1四半期の時点で計画に対する進捗率が非常に高い企業は、通期の業績を上方修正する可能性が高い「金の卵」候補となります。

秋号の特集企画

次号では、「収益性向上に要注目 営業利益率&改善度を徹底検証」という特集が組まれる予定です。

売上の勢いを示す「進捗率」の高さに加えて、この特集で取り上げられる「利益率の改善」という質的な変化も同時に見られる企業は、持続的な成長が期待できる優良な投資対象となる可能性を秘めています。

まとめ:四季報を羅針盤に、次の投資チャンスを掴もう

『会社四季報』は、単なる企業データ集ではありません。その網羅性、中立性、そして独自の未来予測は、情報が溢れる株式市場において、個人投資家が優位性を築くための強力な武器となります。

特に、来る「2025年秋号」は、新年度の好調なスタートを切った企業を発掘するための重要な一冊です。ぜひこの機会に四季報を手に取り、ご自身の投資戦略に活かしてみてはいかがでしょうか。

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