【IPO】クラシコ(Classico)IPO初値予想!株価・評価・当選のコツを徹底解説【442A】

【IPO】クラシコ(Classico)IPO初値予想!株価・評価・当選のコツを徹底解説【442A】

2025年10月15日

2025年11月5日、おしゃれな白衣で医療現場に革命を起こす「クラシコ株式会社」が東証グロース市場に新規上場(IPO)します。

「今の白衣は格好悪い…」という医師の一言から始まったこの会社は、デザイン性と機能性を両立させたメディカルアパレルで急成長中のD2C企業です。

今回のIPOは、市場からの吸収金額が約3.3億円と非常に小さい「超小型案件」であることから、投資家の間で大きな注目を集めています。

この記事では、クラシコの事業内容からIPO評価、そして気になる初値予想まで、分かりやすく徹底解説します。

クラシコIPOの基本情報

まずは、今回のIPOの基本的な情報を確認しましょう。

項目内容
企業名クラシコ株式会社
証券コード442A
上場市場東証グロース
上場予定日2025年11月5日
想定発行価格1,030円
想定時価総額約20.9億円
吸収金額約3.3億円
主幹事証券大和証券
ブックビルディング2025年10月20日~10月24日
公募株数280,000株
売出株数0株

注目ポイント:

  • 吸収金額3.3億円は超小型で、需給がタイトになりやすく初値が上がりやすい傾向があります。
  • 売出株数0株は、既存株主が株を売らないということであり、会社の将来性への自信の表れと見ることができます。

クラシコってどんな会社?

医療現場をおしゃれにするD2Cブランド

クラシコは「医療現場に、感性を。」をミッションに、デザイン性の高い白衣やスクラブを企画・販売している会社です。

  • 特徴: イタリアの仕立て技術を応用した美しいシルエットと、独自開発の高機能素材を両立。
  • 人気ブランド:
    • Classico: 旗艦ブランド。高級感のある白衣やスクラブを展開。
    • gelato pique & Classico: 人気ルームウェアブランド「ジェラート ピケ」との協業。看護師層から絶大な支持を獲得。
  • その他: 聴診器「U scope」など、アパレル以外の医療プロダクトも開発。

強力なビジネスモデル:D2CとB2Bの好循環

クラシコのビジネスモデルは、単なるD2C(ネット直販)ではありません。

  1. D2Cでブランド価値向上: ECサイトや直営店で個人医師に直接販売し、高い評価と「憧れ」のブランドイメージを確立。
  2. B2B(法人向け)で売上拡大: D2Cで築いたブランド力を武器に、病院単位でのユニフォーム導入を促進。これが現在の売上の柱(54.8%)となっています。

この「D2Cでのブランディング」と「B2Bでの収益化」が互いを高め合う好循環(フライホイール)を生み出しているのが、同社の最大の強みです。

業績は?黒字転換を達成!

売上高は右肩上がりで急成長しており、先行投資期間を経て、直近の2024年10月期には黒字転換を達成しています。事業が新たな成長ステージに入ったことが分かります。

決算期売上高営業利益 (損失)当期純利益 (損失)
2022年10月期17.0億円(3.6億円)(3.3億円)
2023年10月期24.3億円(1.6億円)(1.1億円)
2024年10月期30.8億円0.6億円0.2億円売上高

クラシコIPOの評価と初値予想

投資のポイント(メリット)

  • 抜群のIPO需給: 吸収金額3.3億円は超希少。初値高騰への期待大。
  • 強力なブランド力: 景気に左右されにくい医療業界で、他にはない独自のポジションを確立。
  • 大きな成長余地: 国内シェアはまだ3.3%。業界トップ(シェア60%超)からシェアを奪う余地が大きい。
  • 割安な価格設定: 類似のD2C上場企業と比較して、売上規模に対する株価(PSR)が割安。

D2C関連企業との比較

項目クラシコ (IPO時)yutori (5892)クラシコム (7110)
PSR (株価売上高倍率)約0.68倍約1.47倍約1.56倍

類似企業がPSR 1.5倍前後で評価されているのに対し、クラシコは半分以下。これは、株価に2倍以上の上昇余地がある可能性を示唆しています。

注意点・リスク要因

  • 初値の過熱: 人気化しすぎて、初値が実力以上に高騰してしまうリスク。
  • 競争環境: 業界最大手のナガイレーベンが高価格帯市場に本格参入した場合、競争が激化する可能性。
  • ロックアップ解除: 一部の株主には、公募価格の3倍でロックアップ(売却制限)が解除される条件があり、株価急騰時には売り圧力となり得ます。

初値予想まとめ

結論として、クラシコIPOは「公募価格を大幅に上回る初値が期待できる」と評価します。

  • 超小型案件による需給の逼迫
  • 類似企業比較での割安感
  • 黒字転換した成長ストーリー

これらの好材料から、公募価格の2倍~3倍(2,060円~3,090円)も十分に射程圏内と考えられます。

IPO当選のコツと申込戦略

当選を狙うためには、以下の証券会社から申し込みましょう。

  • 主幹事: 大和証券 (最も当選確率が高い)
  • その他幹事: 野村證券、SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券など

当選確率を上げるポイント:

  • 主幹事の大和証券からは必ず申し込む。
  • 抽選ルールが平等なマネックス証券や、ポイントが使えるSBI証券など、ネット証券からも幅広く申し込む。
  • 資金に余裕があれば、家族にも協力してもらい、複数の口座から申し込むのがおすすめです。

まとめ

クラシコは、強力なブランド力と優れたビジネスモデルを持つ、将来性が期待できる企業です。今回のIPOは、需給面で初値が高騰しやすく、個人投資家にとって絶好のチャンスとなりそうです。

この記事を参考に、ぜひIPOへの参加を検討してみてください。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。
投資の最終判断はご自身の責任と判断で行ってください。

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