(焼肉きんぐ)や(丸源ラーメン)などの人気飲食店を展開する株式会社物語コーポレーションは、7月より「低用量ピル服用費全額補助制度」の対象を、全国の店舗で働くパート・アルバイト従業員にまで拡大することを発表しました。

女性従業員が生理やPMS(月経前症候群)などによって体調を左右されず、健康的に働ける環境を整備するための画期的な取り組みとして注目を集めています。
物語コーポレーションの「低用量ピル服用費全額補助制度」とは
物語コーポレーションが推進するこの制度は、女性特有の健康課題に寄り添い、個々の活躍を支援するための福利厚生の一環です。

アルバイト・パートの約2500人を対象に追加
これまで正社員のみを対象としていた本制度ですが、7月からは女性アルバイトの約1割を占める約2500人も補助の対象に加わります。飲食業界において、アルバイトやパートタイマーまでを対象とした医療費の全額補助は非常に先進的な取り組みと言えます。
正社員向けには2023年9月から先行導入
同社はすでに、2023年9月から女性正社員約500人のうち希望者に対して、低用量ピルの費用を全額補助する取り組みをスタートさせていました。今回の対象拡大は、正社員向けの制度導入で得られた成果や知見を、より広範な従業員へと還元する形となります。
制度拡大の背景と目的
なぜ物語コーポレーションは、パートやアルバイトまで手厚い福利厚生の対象を広げたのでしょうか。

女性従業員の健康サポートと生産性向上
最大の目的は、女性従業員が生理による体調不良に悩まされることなく、本来のパフォーマンスを発揮できるよう支援することです。低用量ピルを服用することで、生理痛の軽減やPMSの改善が期待できます。体調の波を安定させることで、働きやすさの向上とともに労働生産性を高める狙いがあります。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
物語コーポレーションは、多様な人財が活躍できる環境づくり(ダイバーシティ&インクルージョン)に力を入れています。店舗運営を支えるアルバイト・パート従業員の健康をサポートすることは、従業員満足度の向上や定着率のアップにも直結し、企業全体の競争力強化につながります。
まとめ:飲食業界における福利厚生の新たなモデルへ

(焼肉きんぐ)などを手掛ける物語コーポレーションによる、アルバイトへの低用量ピル全額補助の拡大は、非正規雇用者の待遇改善や女性活躍推進の観点から非常に意義深いニュースです。
働き手の健康と多様性を尊重するこの取り組みは、今後の飲食業界やサービス業全体における福利厚生の新たなスタンダードとなっていくかもしれません。