2025年9月19日、日本銀行は金融政策決定会合で歴史的な一歩を踏み出しました。長年の異次元緩和の象徴であった上場投資信託(ETF)の売却開始を決定したのです。一方で、市場が注目していた追加利上げは見送られました。 今回の決定は、「慎重な正常化への第一歩」と「利上げに向けた地固め」という二つの側面を持つ重要な内容です。この記事では、今回の決定のポイントを3つに絞って分かりやすく解説します。 ポイント1:歴史的な転換!ETFの売却をついに開始 今回の会合で最も注目されたのが、日銀が保有するETFおよび不動産 ...